AI記事作成ツールの1記事あたり料金|月に2〜3本の人はいくらか
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AI記事作成ツールの料金表を見ると、月額の下に「1記事あたり約67円」「約100円」といった数字が並んでいます。1本100円なら安い、と思って読み進めた人に、先にお伝えしておきたいことがあります。
その約67円は、月に150本書いた場合の金額です。月に2〜3本しか書かない人が同じプランを契約すると、1本あたりは3,000円を超えます。公表されている数字は嘘ではありませんが、あなたの数字ではありません。
この記事では、その「1記事あたり◯円」がどう計算されているかを分解して、自分の本数だといくらになるのかを出せるようにします。使うのは各社の公式料金表の数字だけです。実際に使ったうえでの体験談ではありません。扱うのは、公式サイトで料金と上限の両方を確認できた3サービスです。
結論から言うと、プランを選ぶ前に決めるのは、自分が月に何本書くかです。本数が決まれば、月額をその本数で割るだけで自分の金額が出ます。決まっていないと、各社の公表値はどれも判断材料になりません。
この記事で分かること
- 各社が公表している「1記事あたり◯円」の計算式
- 分母(作れる記事数)が、記事数・トークン・文字数の3種類に分かれていること
- 各社が数えている「1記事」で割り直すと、金額がどう並ぶか
- 公表値どおりにならない3つの場合
- プランを見る前に決めておくこと(自分が月に何本書くか)
各社が公表している「1記事あたり」をそのまま並べる
まず、各社の公式サイトに書かれている数字をそのまま書き出します。2026年8月21日時点の記載です。金額の表記は各社とも「◯円/月(税込)」で、年払いと月払いを区別した記載は見当たりませんでした。
Value AI Writer by GMO(GMOデジロック株式会社)は、料金表の中に「作成可能記事数(月間)」と「(プラン価格での1記事目安)」の欄を設けています。
| プラン | 月額 | 作成可能記事数(月間) | 公式の1記事あたり |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 1記事 | 記載なし |
| エントリー | 840円 | 3記事 | 約280円〜 |
| エントリープラス | 1,400円 | 5記事 | 約280円〜 |
| ベーシック | 2,800円 | 10記事 | 約280円〜 |
| ベーシックプラス | 5,480円 | 20記事 | 約274円〜 |
| プロ | 10,780円 | 50記事 | 約215円〜 |
| エキスパート | 43,780円 | 400記事 | 約109円〜 |
リンク先の表示について。Value AI Writerの公式サイトは、2026年8月21日時点で、ページ上部の画像と下の料金表とで異なる金額が表示されています。上部の画像は「1,650円/月〜」ですが、料金表のエントリーは840円/月(税込)です。この記事は料金表の数字を使っています。金額を確かめるときは、ページ下部の「料金表」をご覧ください。
Value AI Writer の料金表を公式サイトで確認するPR(広告リンク)![]()
ラクリン(株式会社makuri・株式会社アルル制作所・ジジックス)は、トークンという単位で上限を決めたうえで、「毎月約◯記事を作成可能」と「1記事あたり約◯円」を併記しています。
| プラン | 月額 | 利用可能数 | 公式の記事数の目安 | 公式の1記事あたり |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 20,000トークン | 毎月約2記事 | 記載なし |
| シルバー | 4,980円 | 200,000トークン | 毎月約50記事 | 約100円 |
| ゴールド | 9,980円 | 600,000トークン | 毎月約150記事 | 約67円 |
| プラチナ | 29,980円 | 2,000,000トークン | 毎月約500記事 | 約60円 |
Transcope(シェアモル株式会社)は、記事単位の表示をしていません。「1文字あたり◯円」で公表しています。
| プラン | 月額 | 生成できる文字数 | 公式サイトの表記(1文字あたり) |
|---|---|---|---|
| Basic | 11,000円 | 50,000文字/月 | 0.22円/月 |
| Pro | 38,500円 | 250,000文字/月 | 0.154円/月 |
| Enterprise | 66,000円 | 600,000文字/月 | 0.11円/月 |
右端の「/月」は公式サイトの表記のままです。1文字あたりの単価が毎月かかるという意味ではなく、その月に使える文字数で月額を割った値です。Transcopeの料金は前払いである旨も公式サイトに記載されています。
分母の単位が3種類に分かれている
3社の数字を見比べると、「1記事」を決めている単位がそれぞれ違うことが分かります。
Value AI Writer|記事数そのもので上限を決めている
料金表に「3記事」「10記事」と記事数が直接書かれています。あわせて文字数制限の欄もあり、エントリーはGPT-4oで2万文字、ベーシックは6万文字、プロは30万文字と記載されています。
ここで注意が要ります。この「1記事」は、生成した文字数で数えているわけではありません。公式サイトのよくある質問に、数え方がそのまま書かれています。
タイトル、見出しの生成までを1記事とみなします。つまり、本文生成をおこなわなくてもタイトル、見出しの生成をした時点で1記事とカウントされますのでご注意ください。なお、本文生成文字数制限の範囲内であれば何度でも何文字でも生成ができます。
Value AI Writer 公式サイト よくある質問/2026年8月21日確認
記事数と文字数は別々に数えられていて、文字数の枠の中なら何度でも生成できるということです。なお、1記事がどのくらいの分量になるかは、同じよくある質問に別途書かれています。
1記事あたりの目安で15,000文字~20,000文字になる傾向が多いです。
Value AI Writer 公式サイト よくある質問/2026年8月21日確認
ラクリン|トークンで上限を決めている
ラクリンの上限はトークンという単位です。文章を生成するときにAIが処理する分量の単位で、おおまかには文字数に比例します。公式サイトのよくある質問には、こう書かれています。
消費トークンはラクリン運営が決定しているものではなく、ラクリンに搭載しているAIの提供元であるOPEN AI社が決定しています
ラクリン 公式サイト よくある質問/2026年8月21日確認
つまり「毎月約50記事」という記事数は、トークンの消費量から見積もった目安であり、その消費量を決めているのはラクリン自身ではないということです。なお、トークンと文字数の関係については公式のヘルプに記載があり、「トークン消費量は「リクエスト文字数+レスポンス文字数」で決定します」と書かれています。ただし1本の記事を仕上げるのに機能を何回実行するかは公式に決まっていないため、この記事ではラクリンを他社と同じ条件に置き直していません。
Transcope|文字数で上限を決めている
Transcopeは文字数で上限を決めていて、記事数の表示はありません。ただし公式サイトには「1ヶ月に120記事」という記載があり、その注記として「Enterpriseプランで3,000文字/1記事をリライト等をして5,000文字にすると仮定」と書かれています。600,000文字を5,000文字で割ると120記事です。
1記事を何文字と見ているかを文章で書いているのは、TranscopeとValue AI Writerの2社です。ただし数字は大きく開いていて、Transcopeが5,000文字、Value AI Writerが15,000〜20,000文字です。同じ「1記事」という語で、3倍以上ちがう分量を指しています。
各社の数え方で、そのまま割り直す
ここまでで、3社を1つのものさしに乗せることはできないと分かりました。「1記事」の中身が、記事数・トークン・文字数と別々に決まっているためです。
できるのは、各社が自分で決めている数え方のまま、月額をその記事数で割ることだけです。Value AI Writerは公式の記事数をそのまま使い、Transcopeは公式が注記で示している「1記事=5,000文字」で割ります。金額はすべて税込、割り算の結果は小数点以下を四捨五入しています。
Value AI Writerは、Transcopeの3プランと作れる記事数が近いエントリー・ベーシック・プロを並べています。ほかのプランも同じ割り算です。この並び順は評価やおすすめの順位ではありません。
この表は当サイトの計算値です。各社の数え方が違うまま並べているので、金額の大小がそのまま優劣を表すものではありません。
| サービス | プラン | 月額 | 月に作れる記事数 | 1記事あたり |
|---|---|---|---|---|
| Value AI Writer | エントリー | 840円 | 3記事 | 280円 |
| Value AI Writer | ベーシック | 2,800円 | 10記事 | 280円 |
| Value AI Writer | プロ | 10,780円 | 50記事 | 216円 |
| Transcope | Basic | 11,000円 | 10記事 | 1,100円 |
| Transcope | Pro | 38,500円 | 50記事 | 770円 |
| Transcope | Enterprise | 66,000円 | 120記事 | 550円 |
Value AI Writerの記事数は、公式の料金表にある「作成可能記事数(月間)」そのものです。文字数の枠は別に設けられていて、公式のよくある質問によれば文字数の枠の中なら何度でも生成できるので、記事数と文字数のどちらが先に頭打ちになるかは、公式の記載からは決められません。ここでは記事数のほうで割っています。
なお、プロの欄は公式が「約215円〜」と書いていますが、10,780÷50は215.6なので、四捨五入したこの表では216円になります。
Transcopeは文字数だけが上限なので、5,000文字で割った記事数がそのまま出ます。同じ「月10記事」で見ると、Value AI Writerのベーシックが2,800円、TranscopeのBasicが11,000円です。
ラクリンはこの表に入れていません。トークンと文字数の関係は公式ヘルプに書かれていますが、1本の記事に機能を何回実行するかが決まらないため、記事数に直せませんでした。公式の目安をそのまま使えばシルバーが1記事あたり約100円ですが、これは他の2社と同じ条件で計算した数字ではありません。並べて比べる場合は、その前提の違いを踏まえてください。
この差をどう読むかは、何を買っているかによります。Transcopeには競合分析や検索順位調査といった機能が含まれており、料金の中身が記事の生成だけではありません。記事を作る値段だけを見れば差が出ますが、同じものの値段を比べているわけではないという点は押さえておく必要があります。
公表値どおりにならない3つの場合
1|上限まで使い切らないとき
公表されている「1記事あたり」は、いずれもそのプランの上限まで使い切った場合の数字です。月額を上限の記事数で割っているので、当然そうなります。
実際に書く本数が上限より少なければ、1記事あたりの金額は上がります。たとえばラクリンのゴールド(9,980円・毎月約150記事)を契約して月に3記事しか作らなければ、9,980÷3で1記事あたり約3,327円です。公表値の約67円とは50倍近く離れます。
安く見えるのは上位プランですが、それは大量に書く前提の数字です。自分が月に何本書くかを先に決めないと、公表値は判断材料になりません。
2|使い切らなかった分が繰り越せないとき
ラクリンの公式サイトのよくある質問には、「トークンは繰り越しできません。マイページに記載の『トークン復活日』に契約プランのトークンにリセットされます」と記載されています。
Transcopeにも、文字数追加オプションについて「締日を超えると、オプションで購入いただいた文字数が消失いたします」という記載があります(別枠の「情報学習量追加オプション」については、締日を超えても消失しない旨が書かれています)。
余った分が翌月に回らない場合、忙しくて書けなかった月の分は、そのまま消えます。年間で均すと、公表値より高くつくことになります。
3|初回だけの増量価格を見ているとき
Value AI Writerの料金表には、記事数の下に「↓ 初回増量!」として別の記事数と単価が併記されています。エントリーは3記事(約280円〜)に対して初回は6記事(約140円〜)、プロは50記事(約215円〜)に対して初回は100記事(約108円〜)です。
約140円や約108円という数字は、初回の増量分を含めた計算です。2ヶ月目以降は増量前の記事数に戻るため、継続して使う場合の目安は増量前の数字のほうになります。
あわせて、Value AI Writerの公式サイトには、同社のレンタルサーバー「CORESERVER V2」と同時に申し込むと割引価格になる旨の記載があります。エントリーは840円が480円、ベーシックは2,800円が1,600円と書かれています。ただしこの場合はサーバーの費用が別途かかるため、記事作成にかかる総額が下がるかどうかは、サーバーを使う予定があるかどうかで変わります。
まとめ
各社が出している「1記事あたり◯円」は、月額料金を「そのプランで作れる記事数」で割った数字です。その分母を決めている単位が、記事数・トークン・文字数と分かれているため、公表値をそのまま並べても比較にはなりません。
各社の数え方のまま割り直すと、月10記事の条件でValue AI Writerのベーシックが2,800円、TranscopeのBasicが11,000円になります。ただし「1記事」の中身も料金に含まれる機能も違うので、同じものの値段を比べているわけではありません。ラクリンは、1本の記事に機能を何回実行するかが公式に決まらないため、この計算に乗せられませんでした。
そして、公表値は上限まで使い切った場合の数字です。先に決めるべきなのはプランではなく、自分が月に何本書くかです。本数が決まれば、月額をその本数で割るだけで、自分にとっての1記事あたりの金額が出ます。上限をちょうど使い切るプランを選べば公表値どおりになりますし、上限より少なければその分だけ高くなります。
料金表とプランの最新の内容は、各社の公式サイトで確認してください(並び順は本文の表と同じで、評価の順位ではありません)。
記事を書く時間のほうは、減る時間はどこかで工程に分けて整理しています。
ツールごとの機能の違いは、AI記事作成ツール比較5選で整理しています。あわせて確認してください。