AIで書いた記事はペナルティを受けるか|副業ブログで使うか迷う人へ
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AI記事作成ツールを調べていると、この話に行き当たります。「AIで書いた記事はGoogleに飛ばされる」。料金も機能も比べ終わったのに、ここで手が止まります。
先に答えを書きます。AIで書くこと自体は、適切に使っている限りガイドライン違反になりません。Googleがそう書いています。問われるのは作り方ではなく、何のために作ったのかのほうです。
困るのは、「飛ばされる」という話の出どころが分からないことです。誰かの体験談なのか、Googleが言っていることなのか。そもそも「ペナルティ」は、Googleが自分の措置を指すときに使っている言葉ではありません。
この記事では、Googleが公開している文書が、AIで書くことについて実際に何と書いているのかを並べます。使うのはGoogle検索セントラルとSearch Consoleヘルプの記載だけです。他サイトの解説も、飛ばされた・飛ばされなかったという体験談も使いません。筆者はSEOの専門家ではありません。だから解釈を足さず、書いてある文をそのまま引いて、書かれていないことは書かれていないと書きます。
やることは1つです。次に書く記事について「なぜこれを作るのか」に、一文で答えてみてください。「稼ぎたいから」「検索から人を集めたいから」しか出てこなくても、それ自体はごく普通のことです。足りないのは、その先です。誰の、どの困りごとを、どうやって終わらせるのか。たとえば「無料プランで足りるか調べるのに自分は3時間かかったから、その3時間を読者から取り除く」まで言えれば、集客と読者の役に立つことが同じ方向を向きます。この記事の残りは、その線がどこから引かれているのかの材料です。
この記事で分かること
- 「ペナルティ」はGoogleの言葉ではなく、Google自身が「重要でないと考えること」の側に挙げていること
- 違反になるのは、検索順位の操作が主な目的のときだと書かれていること
- 「大量生成」の定義に本数の基準は無いこと。入っているのは目的と「大量のページ」の2つ
- 開示は義務ではなく「おすすめします」であること。ただし著者名の欄をAIにするのはふさわしくないとされていること
- 手動による対策はSearch Consoleで確かめられるが、プログラムによる検出は確かめる場所が無いこと
「ペナルティ」はGoogleが使っている言葉ではない
Googleが自分の措置を指すときに使っている言葉は、「スパムに関するポリシーへの違反」と「手動による対策」の2つです。スパムポリシーにも、手動による対策のヘルプにも、「ペナルティ」という語は出てきません。
それどころか、Googleはこの語を「重要でないと考えること」の側に挙げています。SEOスターターガイドに「Google が重要でないと考えること」という節があり、そこに並ぶ項目の1つがこれです。
重複コンテンツは「ペナルティ」になる
複数の URL からアクセスできるコンテンツがあっても問題はなく、気にする必要はありません。非効率ですが、手動による対策が必要になることはありません。ただし、他人のコンテンツをコピーすることは、また別の話です。
Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」/2026年8月23日確認
かぎ括弧つきで、しかも気にしなくてよいものとして書かれています。世の中で「ペナルティ」と呼ばれているものと、Googleが実際にやることは、同じ形をしていません。
では実際に何が起きるのか。掲載順位が下がることか、検索結果から除外されることの2つです。手動による対策の定義に、まとめて出てきます。
Google では、担当者がサイト上のページを目視で審査し、Google のスパムに関するポリシーに準拠していないと判断した場合、そのサイトに対して手動による対策を実施します。手動による対策のほとんどは、検索インデックスの操作への対処です。レポートに表示される問題のほとんどは、ページやサイトの掲載順位が下がる、または検索結果から除外される原因となりますが、ユーザーに対して視覚的に識別できるような表示は行われません。
Google Search Console ヘルプ「手動による対策レポート」/2026年8月23日確認
人が目で見て判断するものだ、と書かれています。ここでいう「検索インデックス」は、Googleが検索結果を出すために作っているページの目録のことです。その目録での並び順を不正に動かす行為が対象だ、という意味になります。
もう1つ、人の手を介さない側についても同じヘルプに書かれています。
Google のアルゴリズムは、ウェブスパムの検出を得意としており、ほとんどのウェブスパムは自動的に発見されて検索結果から削除されます。
同上/2026年8月23日確認
つまり「飛ばされる」と呼ばれているものには、「人が判断して行う対策」と「プログラムによる自動の検出」の2つが混ざっています。前者には確かめる場所があります。後者を確かめる方法は、この記事で読む4つの文書のどこにも書かれていません。確かめられるほうの手順は後ろの節に置きました。
Googleが見ているのは作り方ではなく目的
AIで書いたこと自体は、適切に使っている限りガイドライン違反になりません。Google検索セントラルのよくある質問に、その条件つきで書かれています。
AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。
Google検索セントラル ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」(2023年2月8日)/2026年8月23日確認
期待しすぎないほうがよい記載も、同じよくある質問にあります。AIを使うと有利になるのかという問いへの回答です。
AI を使用したからといってランキングに関して特別なメリットがあるわけではありません。有用、有益なオリジナル コンテンツで、E-E-A-T の基準を満たすものは、検索で上位に表示される可能性が高くなります。作成方法ではなく、内容が評価の対象となります。
同上/2026年8月23日確認
ここに出てくる E-E-A-T は、Googleが同じ記事で「専門性、エクスペリエンス、権威性、信頼性」と説明している4語の頭文字です。書いた人が何を知っていて、何を経験していて、信用できるかどうかを指しています。AIで書いたから上がる、ということはないと書かれているのは、そのためです。
そのうえで、使うかどうかについての回答がこれです。
有用なコンテンツを独自に制作するうえで AI が重要な役割を果たすと考える場合には、AI の使用を検討してもよいでしょう。AI を検索エンジンのランキングを操作するための安価で手軽な方法と考えている場合には、AI の使用はおすすめしません。
同上/2026年8月23日確認
同じツールを同じ本数だけ使っても、評価が分かれることになります。分けているのは、何のために使うかです。
「大量生成」に月2〜3本は当たるか
スパムポリシーの「大量生成されたコンテンツの不正使用」に、何本からという数字は書かれていません。定義はこうです。
大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。この不正行為は通常、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がなく、独自性のないコンテンツをその作成方法は問わず、大量に作成することに特化しています。
Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」/2026年8月23日確認
定義の1文目に入っている要素は2つです。検索ランキングの操作が主な目的であることと、大量のページを生成すること。「ユーザーにとっての価値」が出てくるのは2文目、つまり「通常」で始まる説明のほうです。数字の基準はどこにもありません。
挙げられている例の1つ目が、AIツールについてのものです。
生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること
同上/2026年8月23日確認
ここでも「大量のページ」が条件に入っています。だから月2〜3本の人にとって、この項目は遠いほうの心配です。「何本から大量か」が書かれていない以上、当たらないと言い切ることはできません。それでも、定義に「大量」と書いてあるものに月2〜3本で当たると考えるのは、書かれていることから離れています。
月2〜3本の人に近いのは、次の項目のほうです。
アフィリエイトリンクがあること自体は問題にされていない
アフィリエイトリンクを載せていること自体を、Googleはスパムとしていません。同じスパムポリシーに、分ける基準が書かれています。
ただし、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません。優れたアフィリエイト サイトは、有意義なコンテンツや機能を提供することで新たな価値を加えています。たとえば、価格、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較などに関する追加情報を提供しています。
同上/2026年8月23日確認
内容が薄いとされるのは、商品の説明やレビューを販売者から「そのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えない状態で」載せた場合だと定義されています。もう1つ、「独自の価値を付加することなくアフィリエイト ネットワークでコンテンツを配信するプログラムの一部である場合」も内容が薄いと判断される、と書かれています。どちらも、コピーそのものと、そこに何も足していないことの両方を見ています。
本数が少なくても、こちらには当たり得ます。月2〜3本の人が気にする場所は、生成した本数ではなく、その2〜3本に自分が何を足したかのほうです。
AIを使ったと書く必要があるか
義務とは書かれていませんが、Googleは開示を勧めています。「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」というヘルプページの「どのように(コンテンツが作成されたか)」という節に、3つの自問がこの順で並んでいます。
- AI による生成などの自動化を使用していることを、開示などの方法でユーザーに対して明確にしていますか。
- コンテンツの作成に自動化や AI による生成をどのように使用したかを説明していますか。
- 自動化や AI がコンテンツの作成に有用であると考える理由を説明していますか。
Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」/2026年8月23日確認
この3つには前置きがあり、「コンテンツの生成の大部分に自動化を使用している場合は」と限定されています。一部だけ使っている場合にも同じように当てはまるのかどうかは、書かれていません。
開示そのものについては、勧める形で書かれています。
一般的に、「これはどのように作成されたんだろう」と思わせるようなコンテンツでは、AI や自動化の使用を開示するのは有益なことです。こうした状況が十分に予想される場合は、自動化の使用に関する情報を追加することをおすすめします。
同上/2026年8月23日確認
「おすすめします」であって、しなければ違反とは書かれていません。そして一部だけ使う人がどうすべきかも書かれていません。書かれていない以上、決めるのは自分です。その判断に使えるのは、この引用に出てくる問いのほうです。読者が「これはどのように作成されたんだろう」と思う内容かどうか。思わせる内容なら書く、思わせないなら書かなくてよい。公式の記載から言えるのは、ここまでです。
もう1つ、避けるよう書かれている書き方があります。
Google は、コンテンツ作成の一部に AI を使用していることを読み手に明確に伝えることを推奨事項としていますが、著者の署名欄に AI と記載することは、その方法としてふさわしくありません。
Google検索セントラル ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」(2023年2月8日)/2026年8月23日確認
書き方までは指定されていません。指定されているのは1つ、著者の署名欄をAIにしないことだけです。
いま手動による対策を受けているかを確かめる
手動による対策が実施されていない場合は、Search Consoleに緑のチェックが表示されると書かれています。
サイトに対して実施された手動による対策の回数がレポートの上部に表示されます。手動による対策が実施されていない場合は、緑色のチェックマークと適切なメッセージが表示されます。
Google Search Console ヘルプ「手動による対策レポート」/2026年8月23日確認
実際に開くと、緑の丸と「問題は検出されませんでした」の一文が出ます。(2026年8月23日、当サイトのプロパティで確認した画面の文言です。)探すのはこの言葉です。
そこまでの手順は4つです。
- Search Console(search.google.com/search-console)にGoogleアカウントでログインする。無料です
- 自分のサイトを登録していなければ、プロパティを追加して所有権を確認する。確認のやり方は、使っているサーバーやドメインの取り方によって変わります。画面に出てくる方法から選ぶことになります
- 左のメニューの「セキュリティと手動による対策」を開く。下のほうにあります
- その中の「手動による対策」をクリックする。ここに出るのが上の画面です
対策があった場合の知らせについても書かれています。
サイトに対して手動による対策が行われた場合は、[手動による対策] レポートと Search Console メッセージ センターでお知らせします。
同上/2026年8月23日確認
この文が指しているのは手動による対策だけです。プログラムによる自動の検出について同じ知らせが届くとは、ここには書かれていません。だから「通知が来ていない」を「何も起きていない」の証拠にはできません。確かめられるのは、人の手による対策のほうだけです。怖さの半分は、この方法では消えません。それでも、半分は今日はっきりします。
生成したものに手を入れるための機能
当サイトがほかの記事で扱っているTranscope・Value AI Writer・ラクリンの3社は、どれも生成したあとに手を入れるための機能を持っています。(この3社は、公式サイトで料金と上限の両方を確認できたものです。ほかの2つを含めた5サービスの一覧はAI記事作成ツール比較5選にあります。)
| サービス | 公式サイトに記載のある機能 |
|---|---|
| Transcope | 競合分析を基にしたAIリライト(トップページ)。コピーコンテンツチェック、薬機法チェック、ファクトチェック(公式コラム。最終更新 2023年10月12日) |
| Value AI Writer | 既存記事の修正・改善(「既存記事の特定部分のリライト」と「新しい見出しを追加するリライト」の2つ)、記事のURLを入力して取り込む機能、WordPress連携での下書き・投稿 |
| ラクリン | 誤字脱字チェック(「自身やライターが執筆した文章に誤りがないか確認できます」)、リライト(短文・長文) |
この表にあるのは、誤りや似すぎを見つける機能と、文章を書き直す機能です。誤字を直しても、コピー率を下げても、書き直しても、あなたにしか書けないものは1つも増えません。増やすのは書く人のほうです。機械で落とせるものを落としたあとに残る仕事が、この記事でいう「何を足したか」です。
そしてこの3社のうち、当サイトに紹介料が入るのはValue AI Writerだけです。TranscopeとラクリンのリンクはPRではなく、押されても当サイトには何も入りません。
Value AI Writerの公式サイトは、使う手順の説明のなかで、生成したものをそのまま出さないよう書いています。
Value AI Writerは実証済みのプロンプトを使用しており、基本的に検索意図に合った文章を生成します。しかし、目視でチェックし、必要に応じて見出しや記事を調整して最適化することが重要です。AIの誤った情報に注意し、最終的なチェックは自ら行いましょう。
Value AI Writer 公式サイト(www.value-domain.com/value-aiwriter/)/2026年8月23日確認
売っている側が、最終的なチェックは自分で行うようにと書いています。この工程がどれくらい残るのかは減る時間はどこかで切り分けました。
Value AI Writer が生成後の手直しに何を用意しているかを公式サイトで見るPR(広告リンク)![]()
まとめ|答えるのは「なぜ」
答えるべき最も重要な質問として挙げられているのは、「なぜこれを作ったのか」です。
「なぜ」はおそらく、コンテンツに関して答えるべき最も重要な質問です。そもそもなぜコンテンツを作成したのでしょうか。
Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」/2026年8月23日確認
答えの目安も、次の段落に書かれています。
その答えは、主として人々の役に立つコンテンツを作成すること、サイトを直接訪れた人々にとって有用なコンテンツを作成することであるべきです。もしあなたの答えがそうであるならば、基本的に E-E-A-T のコンセプトに沿っており、Google のコア ランキング システムによって高く評価されるための方法に即していると言えます。
同上/2026年8月23日確認
そのすぐあとに、そうでない場合が書かれています。
しかし、この「なぜ」に対する答えが主として検索エンジンのアクセス数を増やすことであるならば、Google のシステムによって高く評価されるための方法に即していないと言えます。検索ランキングを操作することを目的に AI 生成などの自動化を使用してコンテンツを作成している場合、その行為は Google のスパムに関するポリシーに違反していると見なされます。
同上/2026年8月23日確認
今日できることは3つです。
- 次の記事について「なぜこれを作るのか」に一文で答える。「稼ぎたいから」で止まったら、そこに「誰の、どの困りごとを終わらせるか」を足してみてください。足せる記事から書けば、答えは自然に変わります
- 生成したものに、自分にしか書けないものを1つ足す。使ってみた結果、自分で数えた数字、実際に困ったこと。公式サイトの引き写しでないもの
- Search Consoleの「手動による対策」を開く。上の4手順です。「問題は検出されませんでした」が出れば、人の手による対策は受けていません
使っていいかどうかは、ツールの側では決まりません。あなたが何のために書くかで決まります。そこが決まっていれば、あとは道具を選ぶ話になります。
料金の見方は1記事あたり料金と無料プランで足りるかにまとめています。
機能の詳細は各社の公式サイトで確認してください(並び順は英字・五十音の順で、評価の順位ではありません)。広告リンク(アフィリエイトリンク)があるのはValue AI Writerのみです。ほかの2社は通常のリンクで、当サイトに紹介料は発生しません。